どうもヒトリベです。
現状の本業一本の状況に不安を感じ、そして将来の経済的自由を手に入れるべく試行錯誤しています。
巷には多くの副業ビジネスのハウツーやノウハウが出回っていますが、色々と読み漁った結果一つの結論に至りました。
「副業もキャリアとして捉えるべきだ」
せっかく、しんどい思いをするのですから、副業をキャリア形成の一環と捉えてじっくり腰を据えて取り組もうと思ったわけです。
なぜそう思ったのか、本業と副業の特長と役割を考えながら説明していきます。
では、どうぞ!
副業に対する考え方
働き方改革・同一賃金労働制・副業を巡る判例
厚生労働省や経済産業省のガイドラインや報告書を読むと副業の普及は推進されており、今後は副業が更に一般的になっていくのではないかと期待されます。
会社でしか技術やスキルが習得できないというのは、現代のような情報社会では非常に勿体ない考えです。
自分の興味のある領域について学び、それを人の役に立てたいと思うのは至極当然のことと思います。
厚生労働省「副業・兼業の促進に関するガイドライン」
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192844.pdf
「雇⽤関係によらない働き⽅」に関する研究会報告書(概要)
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20170330001-1.pdf
しかし、行き過ぎた副業は問題があると考えるべきです。
収入を増やしたいからという思いだけで副業を始めると、睡眠時間を削ったり、アブない副業に手を出したりと、本業に影響を与えかねない事態を生じます。
下記のページでは実際の判例が紹介されており、副業禁止に対する考え方を理解出来ます。
(58)【服務規律・懲戒制度等】兼業・二重就職
判例から見る事業所の副業禁止規定を無視してはいけない理由
重要なのは副業が本業に悪影響を与えないことであり、自分のスキル向上や投資は何ら問題無いと考えています。(※個人的意見)
むしろ、本業に良い効果をもたらし、自分の市場価値を上げるような副業は、Win-Winの関係です。
自分のキャリアを形成するうえで、副業を含めたキャリアを考える時代になったのかなぁと思います。
本業;メインキャリア、副業;サイドキャリア
本業で形成するキャリアを「メインキャリア」とし、副業で形成するキャリアを「サイドキャリア」とします。
「メインキャリア」と「サイドキャリア」のそれぞれから得られるものを、「インカム(収入)」、「スキル」、「保障」に分けて考えてみました。
本業と副業から得られるインカム、スキルと保障
メインキャリアから得られるもの
メインインカム
生活に必要な資金を得ているメインの所得は給与所得でしょう。
労働の対価としてもらえる給与、成果に応じて貰える賞与、そして個人の状況に応じて手当が支給されます。
これらは日々の生活を支える大変重要な収入源で、無くてはならないものです。
メインスキル
そもそも雇用される際に、何かのスキルを提供する見返りに給与を貰うという契約を結んでいます。
労働者はそのスキルを常に向上させねばなりませんし、業務を通してキャリアが構築されるものです。
こうした本業にマストなスキルに加えて、本業で役立てているスキルがあるはずです。
これは、個人の性格や趣味が影響していることもあり、本業にも良い影響を及ぼすものです。
社会保障
労働者は社会保険料を支払っており、会社も労働者を守るための費用を沢山支払っています。
医療保険、介護保険、雇用保険、労災補償保険、国民年金(厚生年金)などです。
日本の社会保障制度は賛否がありますが、世界全体で見れば非常に恵まれています。
キャリアが増すにつれて責任が増し、担う社会保障も大きくなりますが、その分社会保障の恩恵を十分に受ける権利が生じています。
サイドキャリアから得られるもの
サイドインカム
副業を始める人の目的の大半が収入UPでしょう。
副業と一口に言っても多くの種類があり、ストック型、スキル型に分類されるようです。
一部の人は、元々趣味だと思って行っていたものが収益を生みだした場合もあり得ますが。
サイドスキル
副業することで新しいスキルを得ることが出来ます。
何より、実際のビジネスの中で生じるケーススタディを通して形成されるので、いわゆる資格取得だけのような机上の経験ではないスキルが期待できます。
スキルにはノウハウ型とライセンス型(免許や認定など)に分かれると思いますが、どちらも簡単に手に入りません。
巷で出回る数か月で何百万稼いだという類のものは、スキルを伴わないものが多いようです。ほぼギャンブルに近い。
それが良いか悪いかは個人の考え方次第ですが、持続可能性は高くないと私は考えています。
未来保障
これは概念的な話で、未来を保証するなんてことはあり得ないのですが。
本業だけに頼っている場合とそうでない場合の違いは、本業が潰れても精神的に余裕があるかどうかだと思います。
本業は、ベースとなる社会保障を享受する権利を与えてくれますが、倒産・リストラなどのリスクは日本の雇用環境であっても考えておくべきです。
そうなった時に、本業で積み上げたキャリアで易々と転職出来れば問題ないですが、そうでなければ、副業で培ったキャリアは役に立つはずです。
最後に
いかがでしたか?今回は、副業をキャリア形成の一環として捉えた経緯とその考えの概要を説明しました。
私は「収入を高くしたい」という思いで副業を始めました。
もちろんそれは間違っていなかったと思うのですが、翻訳の副業をしていた時に、先方に喜んで頂いて本当に嬉しかった経験をしました。
そこで、この感覚を大切にしたいと思い、収入だけを追い求めるのは違うと感じてしまいました。
仕事とは本来「誰か/何かの役に立つ」ことを目的としています。
副業であっても、やはり誰かの役に立つために自分のスキルを磨きたいと感じています。
それは確実に本業に良い影響を与えるものですし、そうした副業は推進されるべきだと思います。
今は語学のさらなる向上と社労士、メンタルヘルス関連資格の取得に取り組んでいます。
もちろん、株式投資(手数料安の分散投資信託と米国株投資)やブログ(今後アフィリエイト収益化)は継続しています。
本業にも良い影響を与え、総合的に自分のキャリアを向上させるように、副業に取り組んでいきたいと思います。
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